呼ばれるもの呼ばれないもの:街中のマッサージとスパ、就業事情、自分が身につける技術

スパに行った。あまりよくなかった。ごめん。

ネイルサロン。の前で引き返す。

ホテルの前のネイルサロンも、少し歩いたところもいっぱい。

24時間営業のレストランは休み、カフェも休み。

 

果物を買っていこう。駅までまた歩く、バイクがいっぱいだ。渡れない。

他人の運気を使って、小判鮫で渡る。

 

卵の殻が刺してある植木。こういうのに。その向こうの雑多な物物。そこまでは?

カフェは閉まっているけれど、コンクリートに付けられた動物の足跡は見つける。

 

スパはあまりだったけれど、途中のカフェにあった絵画集に惹きつけられる。

絵葉書も買えた。

 

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タイに来て、あまり、マッサージでぴったり合うものを受けられていない。

街中のマッサージ店で、強くて、速い。

まずはこうやってやってるのを受け止めよう。としてた。

しかし何度も受けて、好きな感覚で受けたくなる。

けれど、強い速い感覚でずっとやってるのに、「優しくゆっくり」と言って戸惑うんじゃないだろうか・・・とか、それで変わる程度でもないようにも思い、店を探すだけ。

 

今日のスパの前に、別のホテルスパに行って、スクラブとオイルマッサージを受けて、とてもよかった。それで、高いところはゆっくりを採用してるのかなあと。

今日は、フットとタイマッサージとハーバルボール。

ハーバルボールの押し付け具合、タイマッサージでのひじとかの当たり具合、ちょっと違う・・・。

 

こういう「ちょっと違う」って言い草、ごめん、酷いよなとも思う。

何様やねんと。

一生懸命やってくださる、親切な心持ち。

 

「住む世界が違う」と、「同じ世界に住もうとしているのに、うまく行っていない、それは何が邪魔しているのだろう」。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(これは施術担当者さんの立場だ。自分を重ねている。)

いい教育を受ける、就業環境(生計を立てていく環境)で許されている、

それができたら、もっとうまく、よくなることができるのに。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

私は今、お金を貯めて、使って、タイに勉強に来た。

私がどうやって、今まで、許されてきたのだろうか。受け入れられてきたのだろうか。

悪いまま、苦しんで受け止めたか。技術を少しずつ身につけたか。身につけない前にも、どういることができるか。仲間の姿勢に影響を受けたか。

時間とお金の葛藤。

タイに来る直前に得ていた、お店での安定の感覚。

長い時間をマッサージで過ごす、それも悪くない、結構いい、

それならもっと楽しみを増やそう。

 

 

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タイ人は無料で受けられる、職業訓練所があり、そこでタイマッサージも教えられている。

私の先生も、そこで教えられていたことがあるそうだ。

 

ゆっくり、と言う、

 

街中のマッサージは、どうして速く強くなっていくのだろう?

働いている人は、みんなどこで学んで、どんな生計を立てる形態でいるのだろう?

 

(私は、こんなことに興味を示す一方、本性がぬるま湯のじょんじょん(女のボンボン・苦労知らずの意味)だから、苦しくなるが)

((私も苦労した!しかし、ぬめーっとしてる気性が苦労知らずのカテゴリに入っちゃうのだろうか。))ーーーーこの声は、響きを聞いたら閉じよう。

 

 

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そして私は、どんなマッサージを身につけようか。

 

背中を押す施術で、

先生は反対の肩甲骨を手でロックして背中を張り、押す。

私の元々してたのは、同じ側の背中や真ん中あたりにふんわり手を置いて、

背中の肉が沈みこむように押していく。

 

「やり方を教えたけれど、元々のやり方になってる時もあるから、まだ理解してないんじゃないか」

その通りで、ピンと張って押すのも良いけど、

沈みこむのも良いんじゃないかと思っている。

 

ここはまだ自分が受けていないから、それで感じて決めたい。

のと、

ふくらはぎを押す施術で、皮膚を引っ張らないように押していたつもりが、逆により引っ張っていた、なんてこともあったからな・・・

 

そして私の施術の特徴はふんわりで、楽しいと思い始めたのも、この形で次はこうできる、という流れに始まった。

そう、流れる。きっかけであり、弱点でもある。

 

同じ店の仲間には、もっと、こうしたらこうなる、と力学の仕組みで押してる方もいる。そんな感じがする。効かせる、ことにもっと注意を払って、でもゆっくりした感触は崩さない、方。そむちゃい先生に実は一番近そうな、指をぺったりで押して、後に深いリラックスが来そうな方。

 

流れる、沈みこむ、空気を入れる、お尻の重さで押してるような。

こんな私の特徴から、それでは得られないものを身につける。

 

視点の改革。

ああ、時間が、復習の時間が、間に合う!